農業共済新聞
経営踏まえ最適な方向へ
農業保険 私の選択
(平成30年6月2週号 特集)
自身の経営の中で、農業保険の選択って難しいんですよね。
経営は、主に自分と妻と弟、そして従業員1人の4人ですが、従業員が少し体調を崩していてね。単純に人数を補充すればいいというものでもない。それぞれの地域の圃場に精通していないと作業内容の組み立ても難しい。
収入保険で作業員のけがや病気による収入減少に対しての金銭的な補てんはできても、人材そのものの補てんはできませんしね。
収入保険では、すべての品目と圃場が一つになって保険のベースとなってきます。大きなベースの中では、圃場単位での補てんが効きづらい。圃場の状況ってそれぞれ違いますからね。
とはいえ、収穫後の倉庫保管なんかでいえば、これまで補償対象外だった部分まで網羅されてきます。以前にも、収穫後の保管で虫の発生に苦労したことがありました。
農業保険はどのようなものが最適なのか、いろいろ模索していきたいです。
▽安井ファーム代表。 米3.5㌶、麦9㌶、大豆3.8㌶(岡山支局:岡野)