お問い合わせ
アクセス
サイトマップ
文字サイズ

農業共済新聞

  1. ホーム
  2. 農業共済新聞
  3. 素早く清潔に処理

素早く清潔に処理

独自の子牛哺乳瓶・バケツ洗浄機

(平成28年1月3週号 短信)


 子牛の飼養では、清潔な哺乳瓶と飲水・飼料バケツを使用することが重要。しかし全てを手洗いするとなると、頭数が多い場合、その負担は非常に大きい。笠岡市の有限会社希望園(山本恵之代表、成乳牛520頭、搾乳牛430頭、子牛70頭)では、オリジナルの哺乳瓶・バケツの洗浄機を開発し、省力化を実践している。
 洗浄機の内部では消毒剤入りの高圧水流が吹き付けられ、素早く衛生的に洗浄できる。20個の哺乳瓶ならば、約10分で洗浄可能。これだけでも作業が大幅に軽減されるが、この機械が力を発揮すのは、バケツの洗浄時だ。片側からバケツを入れていくと、自動で反対側から洗浄されたバケツが出てくる。70個のバケツが10分で洗浄される。
 従業員からも「以前、子牛の数が同規模の牧場で働いていたときは、哺乳瓶とバケツは手洗いしていて、作業が大変だった。ここでは作業時間が比べものにならないくらいに短く楽になった」と好評だ。(村上)