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営業マンから転身

ブドウ農家で自立を目指す

(平成30年6月4週号 短信)


 【岡山支局】「受け入れ先の農家の圃場で、芽かき、摘穂、敷きわら、誘引、ジベレリン処理、粒間引きなどの作業に携わり、作業工程の意味や手間、労力の負荷など、就農計画を作成するにあたって参考になる作業をさせてもらった」と話す岐阜県出身の早川慎二さん(46)。以前は、金属加工製品の営業職だった。
 自然相手の仕事で定年がなく、経営者になれる農業に憧れを持つようになり、特にブドウ作りに思い入れがあったため、産地として真っ先に岡山と山梨が思い浮かんだ。
さらに研究を重ねた結果、自然災害が少なく、新規就農者へのバックアップ体制も充実し、「フルーツ王国」としてのブランド力の高い岡山を挑戦の地とすることに決めた。
今年5月から1カ月間、井原市美星町でブドウの農業体験研修に参加し、9月からは2年間の実務研修に入る。
栽培技術を習得し、圃場や住居の確保などを進めながら、「地域社会やブドウ部会の方々から認めてもらえるよう、ブドウ作りに向き合っていきたい」と話している。

(妹山)