農業共済新聞
定住促進に一役
収穫体験が人気 定住促進に一役
(平成30年7月2週号 特集)
【岡山支局】吉備中央町の上田栄一(うえだえいいち)さん(79)は、農家民宿を通じて定住促進を進める吉備中央町農家民宿協議会「きびっちゅ」の計画に賛同し、3年前から妻の妙子(たえこ)さん(79)と農家民宿「たえこ」を営んでいる。
きびっちゅでは、8軒が農家民宿を経営している。上田さんの農家民宿は、自身が栽培する糖度の高いトウモロコシの収穫体験ができるメニューが人気だ。
トウモロコシの品種は、「ドルチェ」「味来(みらい)」「きみひめ」などで、1.1㌶栽培。宿泊者は収穫作業や畑野菜を使ったご飯作りなどを体験できる。
県内外から年間60人ほどが訪れ、特にトウモロコシの収穫時期の7月には、修学旅行やバスツアーなどでにぎわいを見せている。
上田さんは「県内外から訪れる宿泊客が、少しでも農作業や吉備中央町の雰囲気に興味を持ち、地域の定住に結び付けば」と話している。
(安尾)