農業共済新聞
冷水に溶かして喉越しさっぱり
「桃男」としてPR
(平成28年8月1週号 特集)
「高梁地域の白桃を多くの方に味わってもらいたい」と話すのは、高梁市有漢町の有限会社ウカンファーマーズファクトリー農産工房蔵里の代表を務める酒井孝夫さん(67)。「白桃ジャム」の製造・販売を通じて地域の農産品の魅力を伝えている。
地域産の白桃を使ったジャムは約10年前から製造しており、店舗販売のほか、直売所や地域のイベントで販売し消費拡大を図っている。
製造開始当初は、有漢町内の農家から出荷される規格外の白桃を使用していたが、パンにつけて食べるほか、プレーンヨーグルトに混ぜたり、ひと手間加えてドレッシングにするなど使用方法が増えたことで需要が拡大し、今ではJAびほくの生産部会と協力して原料の確保に努めている。
「製造開始直後は白桃の色合いを出すのに試行錯誤した」と当時を振り返る酒井代表。「これからの時季は冷水に溶かして食べると、ほんのり甘くさっぱりした喉越しと、白桃のやさしい色合いで目と喉から暑さが和らぐのでは」と味わい方について話す。