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優秀牛生産へ連携プレイ


 【岡山支局】美作市で和牛繁殖経営を行う貞森牧場では、成牛30頭、育成牛11頭、子牛28頭を飼養。牧場を長年担ってきた貞森優子さん(69)を、息子の善友さん(42)と妻の三奈さん(45)が手伝っている。
 善友さんは県外で自動車関係の仕事をしていたが、後継者として牧場の手伝いをする中で、ビジネスとして大きな利益を生むことができる和牛生産に強い関心を抱いたという。
 二人は現在、牧場の環境整備や飼料作り、餌やり、子牛の哺乳などの作業を手伝いながら、優子さんを支えている。善友さんが牛舎環境を整備して、作業の効率化・省力化を図る一方、三奈さんは牛全頭に愛称をつけ、愛情をかけて育てている。
 善友さんは 「牛のことは母が一番よく知っている。僕たち夫婦は牛を知らないからこそ、既成概念にとらわれない、自由で柔軟な発想ができる。母から牛飼いの技術を盗むと同時に、飼いやすく価値の高い子牛生産を目指し、楽しい次世代の牧場を作っていきたい」と話す。

(宇野)