農業共済新聞
「つやま和牛」初出荷に弾み
納得の味わい地元の誇りに
(平成28年4月2週号 短信)
津山市で生産される地元産和牛「つやま和牛」が、4月に初出荷を迎えた。現在、市内で7戸の生産者により41頭が飼育されていて、当面、月に1~2頭を出荷していく予定だ。
つやま和牛は津山生まれ、津山育ちの月齢28カ月以上の牛で、津山の風土で育てられた独自の和牛となる。また、地域内の未利用資源である津山産小麦ふすまを300㌔以上給与して飼育される。
初出荷に先立ち3月24日には、つやま和牛振興協議会が主催し、津山国際ホテルで「つやま和牛内覧会」が開催された。同内覧会では関係者や報道各社が集まり、清水彰朗会長が「つやま和牛が津山の誇りになることを目指し、つやま和牛を通じて県内外のさらなる交流に期待したい」と意気込みを示した。試食会では清水会長が「納得の出来だ」と話す通り、参加者から「おいしい」と好評だった。
清水会長は「これからも多くの方に、つやま和牛を知っていただくよう、さまざまなイベントでPRしていくとともに、増頭を目指す」と話す。