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新天地で和牛繁殖を再び

牛舎手作りし意欲的に

(平成28年2月2週号 短信)


201602_2① 村尾喜一さん(69)、きみ子さん(64)夫妻は、大阪から岡山に移住。津山市宮部下で新たに繁殖和牛を飼い始めた。
 兵庫県の但馬で繁殖和牛を30頭ほど飼っていた経験はあるが、それ以来30年以上離れていたという。就農のきっかけとなったのは、息子の「牛を飼いたい」という一言だった。

 和牛繁殖を始めるに当たり、大阪から兵庫に戻るつもりだったが、岡山の利便性のいい土地と温かい人柄にひかれた。今でも行っている土木建築の腕を生かし、建設予定地の木を引き抜き整地し、手ねりのコンクリートで基礎作り、単管パイプで作った牛舎、家までを全て村尾さん夫妻と息子の3人で手作りした。
 牛は昨年の6月から少しずつ導入し、現在6頭。「手競りではなくボタンでの競りや、携帯電話で牛の情報が検索できることに驚き浦島太郎の気分だ」と喜一さんは話している。
 数年以内には20頭ほどに増頭し、今年中には息子も移住する予定だ。