農業共済新聞
収入保険 加入の決め手
幅広いリスクの備え
(平成30年10月2週号 特集)
最初に収入保険の話を聞いたときには、「これに決めた」と思いました。
私の農業経営の中では、キュウリの栽培が収入の8割以上を占めていますが、キュウリは価格変動が激しい作物です。需給のバランスもありますが、一番の要因は天候などの影響による市場全体の豊作・不作の状況ですね。
これまで加入していた野菜価格安定制度では、出荷期間の中で大きく市場価格が下がったときに、その都度で補償が得られる点が魅力ではありましたが、7月の豪雨災害では、幸い私の圃場への直接的な被害はなかったものの、圃場のすぐそばまで土砂崩れが発生しました。
価格変動のみならず、そのような災害時のリスクに対しても収入減の補償が得られる収入保険制度には、大きな魅力を感じますね。
近年、これまでなかったような規模の災害が多発しています。価格変動以外にも、幅広くいろいろなリスクに備えていきたいです。
▽61歳▽水稲85㌃▽キュウリ65㌃(露地50㌃、ハウス15㌃)、そのほかの野菜50㌃(ダイコンなど)
(岡山支局・岡野)