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【連載 えがお満開】メロン栽培を32年

息子の姿に一層のやる気 岡山市 森上由美子さん

(平成28年8月4週号 連載)


201608_4 父の後を継ぎ、20歳から32年間、メロンを栽培しています。メロン栽培は父の代からトータルで60年ほど。足守でメロンが本格的に栽培された頃から家業としているため、日々品質の良いものを提供できるようにと頑張っています。
 現在は母、息子と3人でメロン農家をやっており、息子は23歳で農業3年目。メロン農家を継ぐと言われた時は非常に驚きましたが、実際に教えていると吸収が早く、今ではメロン栽培の基本である水管理を一緒にできるようになりました。長い間のメロン栽培でさまざまな成功や失敗を経たからこそ、息子に教えられることがあるのだと思います。そして、真剣に取り組んでいる息子を見ると、自分も、今以上に頑張ろうかという気になります。
 メロンを栽培していない冬季には、重油等の燃料代の高騰のため、ここ10年ほどはブプレウラム(切り花)を栽培しています。それまでもキク、軟弱野菜を栽培していましたが、メロンの管理に慣れている自分には向いていると思い、足守特産のブプレウラムに切り替えました。花束等の需要が多く、11月から翌年5月まで出荷作業に追われます。
 近頃は10月16日の足守メロンまつりに向けて栽培をしています。
 足守メロンというブランド力を高くするため、少しでも味や形に不安なものは出さないようにし、リピーターが増えるようにしたいと思っています。