- ホーム
- NOSAIとは
NOSAIとは
農業は、他の産業と違って自然災害に左右されるとともに大きな影響を受ける産業です。これまでも農業者は災害で大きな損失を受けてきました。
こういった農業者が受ける損失を補填し、農業経営の安定を図るため、昭和22年12月に農業災害補償法が制定されました。
また、平成30年には農業保険法に名称を改め、これまでの農業共済事業と農業経営収入保険事業の両輪で事業を行う制度となりました。
農業保険は国の政策保険のため、農業者と国がともに掛金を出し合って共同準備財産をつくり、万一災害があった時、その共同準備財産から共済金を支払う制度です。そのため、次のような特徴があります。
1.国の法律(農業保険法)により事業実施が義務付けられています。
農業は自然災害による損失を受けることが多く、また、広範囲に発生する可能性が高いため、国の農業政策として、全国で事業が実施されています。
2.国が再保険を行っています。
農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済及び園芸施設共済では、共済責任の一部を国が再保険し、大災害の時にも確実に共済金を支払うことができるよう措置されています。
3.共済掛金に多くの国の負担があります。
国の政策保険としての制度なので、掛金に対して事業ごとに国が一定の掛金負担(約50%)をしており、農業者負担が軽減されています。
4.損害防止事業を実施しています。
農業者の損失を未然に防止するため、損害防止事業を行っています。
【NOSAIのしくみ】
【NOSAIの事業】
農業共済事業で、農作物共済、家畜共済、果樹共済、畑作物共済及び園芸施設共済の5つの事業の他、国による再保険や掛金負担のない建物共済、農機具共済を実施しています。
なお、農業経営収入保険事業は全国農業共済組合連合会で実施され、各県NOSAIで加入手続き等を行っています。