第16回写真コンテスト入賞作品
NOSAIでは、「写真コンテスト」を毎年実施しております。このコンテストは、農家の日常の暮らしや、農村・地域の様子をテーマにした作品を募集し、応募作品を紹介することで、広く一般の方々に農業のすばらしさを知ってもらおうというものです。
おかげをもちまして今回で16回目を迎え、皆様の御協力に感謝申し上げます。1月13日に審査会を行い、厳正に審査した結果、185名416点の応募作品の中から、入選作品が決まりましたので紹介します。
| 最優秀賞 「大地に祈る」 中務 喜久子さん (岡山市東区瀬戸町) 撮影場所 岡山市東区瀬戸町 |
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金 賞 「蒜山そだち」 大林 洋一さん (岡山市北区栢谷) 撮影場所 蒜山(八束) |
| 銀 賞 「助け合う農家」 内藤 清さん (倉敷市北畝) 撮影場所 新見市草間 |
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| 銅 賞 「私の野菜畑」 能一 美和さん (岡山市南区福成) 撮影場所 岡山市内 |
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佳 作 「朝掘り」 秋山 忠明さん (倉敷市真備町) 撮影場所 真備町箭田地区 |
| 佳 作 「泥落とし」 小割 美代子さん (新見市長屋) 撮影場所 新見市新郷下神代 |
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| 佳 作 「収穫のよろこび」 高坂 美智子さん (津山市安井) 撮影場所 津山日本原 |
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| 佳 作 「野焼き」 平田 晃一さん (総社市清音上中島) 撮影場所 総社市国分寺 |
| 総評 | 総評
応募点数が年々増え出品される皆さんの自信の表れでしょうか、プリントサイズも大きいものが多くなっています。インクジェットでプリントされても色調、階調が綺麗に表現され印画紙でプリントされたものと比べても引けをとらないレベルまで向上しています。印画紙では表現できない独特の色調再現もあり新しい表現媒体になったと感じます。見たものを感じるままに表現された沢山の写真の中から、より感じる写真を選ばせていただきました。 (審査委員長 中央光房・海老浩司) |
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| 最優秀賞 | 「大地に祈る」 | 田植はよく目にする光景で、多くの作品が寄せられています。水面に映る風景はとても美しいものです。植えているのはご夫婦でしょうか、逆光のハイライトで主題を浮き立たせている素晴らしい作品です。 |
| 金 賞 | 「蒜山そだち」 |
朝日が当たり始めると朝靄が消え、大根畑が姿を現す。その瞬間を手前から奥までピントの合ったパンフォーカスで、見事に捉えています。 |
| 銀 賞 | 「助け合う農家」 | たばこの苗付け作業の写真ですが、望遠レンズで主題だけにピントを合わせ切り取っています。背景が土手でトーンが暗くなっていますので、ドキュメント風の写真に仕上がっています。 |
| 銅 賞 | 「私の野菜畑」 | 作者のコメントに「無農薬で野菜を作ったらこんなに虫に食べられてしまいました」とありましたが、作者の心理描写を感じさせる質感描写の素晴らしい写真です。 |
| 佳 作 | 「朝掘り」 | 逆光によるレンズのフレアー、クワのブレで動きを感じさせ竹の子堀の風景がドキュメント風に仕上がっています。 |
| 佳 作 | 「泥落とし」 | 田植えが終わった後の光景ですが、少女の明るい表情が楽しかったのだろうと感じさせます。鮮やかな色がよりいっそう強調しています。 |
| 佳 作 | 「収穫のよろこび」 | 昔ながらの収穫の風景ですが、主題にグッと寄って表情のいい瞬間を捉えた素晴らしい写真です。 |
| 佳 作 | 「野焼き」 | 野焼きの風景もよく目にする光景ですが、写真にするにはなかなか難しい素材です。完全な逆光ですが煙の流れがオレンジに近い色になり、農夫はシルエットぎみですが手前の草と共に階調が表現されています。 |
審査会の様子(右から2人目が海老審査委員長)
◎応募いただいた全作品を、岡山県農業共済会館(岡山市北区桑田町1-30)1階ホールに展示しています。
(5月31日まで。土・日・祝日は除く)。
次回のテーマも「岡山の農村」に決まりました。
来年度も応募いただきますよう、お願い申し上げます。